Cat's-paw

けんえつされる

ぜんかいのつづき...

「なんやおまえは」

「おれもまぜろ」

「まぜるもなんもないわ、くつろいでたんや」

「なにかをくってたようにみえたぞ」

「くえるもんならくっとるわい」

「ズルいぞ」

「ええがげんにせえよ、せっかくワシが...」

「ふー」

「ん、おれはなにしにきたんだ」

ぼけつをほる

「アレがないよ」

「なんのことだ」

「ネズミの・・・」

「アレか　おれがヒミツのばしょにかくした」

「なんでさ　だしてきてよ」

「ダメだ」

「なんでかくしたの」

「あきないようにするためだ」

「ちぇっ」

「マズい...　かくしばしょをわすれた」

ひさびさのヒット

ダラダラじょうたいにカツ！をいれるため

しんへいきとうにゅう

「ワシワシ」

「ネズミだ」

「うほ〜い」

「じゃましないでよ」

「うるさい、いまいそがしいんだ」

あついのに、だいコーフン

「あれっネズミは」

「からまってるぞ」

おっちゃんじるしのゴハン

しょくご

「あー　おなかいっぱい」

「ふだんは、ようけジャレあっとるくせに」

「ハナんとこへいかんと、いつもワシのメシだけねらうんは」

「なんでなんや」

「さて　どこでねようかな」

ボギーはおっちゃんのゴハンをよこどりしようとする

とにかくおっちゃんのたべてるものがほしいようだ

あいはひらめきのなかに

「ちょっといいか」

「なんや」

「おっちゃんのメシをくったのはおれがわるかった」

「...もうええで」

「きィついたんやったら、それでええ」

「それでかんがえたんだが...」

「こんどはとちゅうでこうたいするっていうのはどうだ」

「なんやて」

「おれがおっちゃんのをくうかわりにおっちゃんがおれのをくう」

「いらんことかんがえんでもよろし　じぶんのをくっとったらええんや」

「ダメか」

「おれのをくっていいから...」

「アホらし　ワシはねる」

「せっかくかんがえたのにざんねんだ」

「しかたない、ひとねむりしたらまたかんがえるか」

みちのりはとおそうだ

とおまわしにいう

「ぼぎ坊」

「なんだ」

「おまえもええオトナや」

「・・・」

「またせっきょうか」

「ええから、きくんや」

「ワシもハナもきたばっかしのころは、そらやんちゃなネコやった」

「ふん、そうか」

「そやけどな　おまえくらいになれば、ちゃんとおマンマもろてアメカゼにあたらんとくらせるいうのんが、ありがたいこっちゃなと、きィがついたもんや」

「・・・」

「そやろ　あたりまえおもたらあかん、なかにはゆっくりメシくうもんもおるんやさかい、みなでなかようやっていくんや　ここはソトとちゃうで」

「そういうことか　おっちゃんのメシがウマそうにみえるんだからしょーがないだろ」

よこどりしたボギーをさとす

かんしんする

「・・・にいちゃんみたいになりたいって」

「そないなことを...　ぼぎ坊が」

「らんぼうしなくなるかな」

「...ゆーとったんか」

「ボクだって、にいちゃんにしたけどさ」

「...ぼぎ坊がなぁ」

「でも、やりすぎだよね」

「なるようになるもんや...　なぁ」

もくひょう

「ダンナにきくが」

「なあに」

「おっちゃんはいつからここにいるんだ」

「...しらないけど、ボクよりずっとまえからいるよ」

「そうか...」

「なんで？」

「おっちゃんみたいになりたい」

「やさしくないと、にいちゃんみたいにはなれないよ」

そういえば、ハナもそろそろ...

とらぶるメーカー

できるだけもめごとをおこしてヒマをつぶす

「ここはおれのばしょだ」

「かってにのるな」

「みんなのモノなのに」

「こんどのったら、ダンナのメシももらうぞ」

「ワケわかんない」

「おれはホンキだぞ」

「きっと、おこられるよ」

「まるで、893モンやな」

はいちがえ

あれれ、ごりょうにんがここに...

「どないした、そんなトコで」

「べつに」

「おっちゃんこそ」

「タワーにのぼらんでええんか？」

おっ、めずらしいかたが...

「ここのほうがすずしいかとおもって」

で、どうなの

「どこでもいっしょみたい」