おおきさでは、みわけがつかなくなってきた
おっちゃんがドカそうとすると
「ここはワシがねるとこや」
「だめだ、おれがさきだ」
「なんやと」
「ええから、ワシのいうとおりにせえ」
「いやだ」
「あとからきてなんだ」
「どかんきぃか」
「しゃーないな」
「またきてもムダだぞ」
おっちゃんもカタナシだ
ブチいぬ・タロー
「うん、これはこれでフカフカしとる」
「まだ、ぼぎ坊のニオイせんなぁ」
「にいちゃん」
「ボクはにいちゃんが...」
「お、おもい」
ぺろぺろ
「ええから、おりてくれ」
「ワシはねむいんやっ」
「すこしやりすぎたか」
「おっちゃん」
「なんや」
「ヨコどりしてわるかった」
「ずいぶん、しゅしょうやな」
「みんなそれぞれのペースでくっとるんやで じぶんだけやないんや」
「・・・」
「だれもおまえのをとったりしてへんやろ」
「おっちゃん...」
なにかたべようとすると、せまってくるこのカオ
「わけてくれるんやろ?」
ダメ これチョコだから
「チョコってなんだ?」
「ワシら、しんでまうそうや」
「ダンナはしってたか?」
「しらないよ、そんなこと」
「にいちゃんどうしたの」
「ボクどいたほうがいい?」
「うんにゃ そのままでええ」
「いいの?」
「ああ ええ」
「そうやってねるの?」
「そうや」
(ボクはねづらいんだけど...)
「そろそろ、ここでひるねするで」
「ええな? ハナ」
「う、はい」
「ど、どうぞ」
「ほいでよろし」
「ボクはパトロールにいってきます」
「あ" たのむで」
めずらしくマッタリ
「ねえ キミのだいじなものどうしたの?」
「なんのことだ」
「まるいの... さいきんみてないよ」
「ああ... たしかに」
「モーレツに、きになってきたぞ」
「てか、どこやったのさ」
せきにんもってさがすように
おもむろにちかづいて
「ハナぁ〜」
「どうしたの?」
「あっ、やめてよ」
「ワシはこわいでぇ」
「ボ、ボクなんにもしてないよ」
「ギャ〜」
「にいちゃん ボクなんかしたっけ?」
「・・・・」
「おまえはな...」
「う、うん」
「なんもしとらんがな ジョーダンや」
「ふ〜」
「ああ ビックリした」
おっちゃんをアナどるなかれ
ここだけはハナしかのれない
「おりてこい、ダンナ」
「やだ」
おっちゃんものったことがない
「よくそんなトコにいられるな」
「べつにフツーですが、なにか?」
ハナがねているところへいく
「....」
「すまんかったのぅ ペロペロ」
「なにが?」
「うんにゃ、ならええんや」
「ボクねるよ」
「そやな」
茶トラ1・サバトラ2がおりなす Hungry Tiger な日々. 番外編 Parent's Room, 姉妹サイトBistro Tunesもどうぞ.
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