Cat's-paw

やっぱりこれがすき

マタタビたいむ

「ダンナ　ひとりじめするな」

「ボクの○▲＃〓％！」

「ワシはだ〜いすきや　これ」

「おっちゃんもか」

「とりつかれてるようだ」

「これ　すっきや」

「かじってみるか」

きんだんのボール

ベッドでねむくなると、つい

「きもちえぇなぁ、ここは」

「おやすみなさい」

すぴー

「お、おれの」

「なんや」

「おっちゃん、ひどいぞ」

「なんにもしてへんて　ぼぎ坊」

だいじなら、じぶんでホカンしなさい

せいしゅんのブツ

いまではめずらしくもないコウケイ

「うっ　そこのスジはあかん」

「キュウショやで、あないなトコ　かげんでけんのんか？」

「そうだったか」

「ぢゃ、こっちで」

「もうえぇ」

「これがキになってただけだ」

「だいじなものだからな」

じみちに せっとくする

「ぼぎ坊」

「なんだ、おっちゃん」

「えぇかげん、ハナとなかようしてくれんか　ダンゴになろうやないか」

あいかわらず、せすじがのびてるな　おっちゃん

ふかまるあき

「ほうびのササミ、ごちそうやで あれは」

「なんだ、おっちゃんがいたのか」

「ダンナ...」

「ダンナもちゅうしゃしたのか？」

「した　イヤがっとった」

「ぼぎ坊、ヌクいやっちゃな　おまえは」

「おれは、いつもとおなじだが...」

「こどもやから かもしれへんな」

「なんや　もうねたんか」

「おっちゃんがいると せまいな」

「なんや、ぼぎ坊」

「おれはそっちでねたい」

「こういうことかいな」

ごほうび

「そろそろ、ちゅうしゃしにいくで　ワシら」

「ちゅうしゃって、あのイタいのするトコ？」

「イヤだよ、ボク」

「ワシはもう なれた」

「たいしたこと あらへんがな　ほうびのササミ※、たのしみや♪」

「ボクいきたくない」

「ぼぎ坊はヘーキやったみたいやで」

「ボク、ササミいらないよ」

「なんであないウマいんやろ、あのササミ」

※ちゅうしゃのあとに、せんせいがササミをくれる

しりたいこと

「ダンナはいつも、なにをみてるんだ？」

「ここから？」

「ソトはどうなってるのかなぁっておもってさ」

「いきたいのか？」

「う〜ん　いってみたいけど、コワいんだぞって にいちゃんが」

「おっちゃんのいうとおりだな」

「おれも もどりたいとおもわないぜ」

「ボク、いろんなもののちかくにいってみたい」

「ゴハンがたべられないのはイヤだけど、トリとかをちかくでみてみたいんだ」

「トリか」

「トリって おいしいの？」

「さあな　おれもしらない」

はれてもくもっても（come shine or cloudy sky）

「きょうもイジョウないね」

「そうみたいだな」

「きゅうに くもっちゃった」

「みたいだな」

「ボクはくもってるのがいいな」

「そうなのか」

ひとつやねのした

すやすや

「ねむい」

「きもちよさそうだな　ダンナ」

「ダンナは ものゴコロついたら ここにいたんだもんな」

「キミだって ここにすんでる」

「ああ　いまおもえば おれはラッキーなヤツさ」

「ダンナもおっちゃんも いるもんな」

「もう かじんないでよ」

「それはどうかな」

「だいじょぶやな　もう」

ときはすぎゆく

1にちに1どは、ベッドでふみふみ

「ええ よーきや　ネコびよりやないけ」

「そーだね」

「たあいないもんや　おまえがホンキにすんのんがアホらしい」

「だって、ホントにかじるんだよ」

「うんにゃ、ちゃんとおしえなあかん　しきたりいうもんは」

「にいちゃんみたいには いかないよ」

「ま、フユになったらワシらにヒっついてきよる」

「さむいからね」

「ゆくかわのながれはたえずして...」