Cat's-paw

みずネコどうし

みずにひきつけられるオトコたち

「キミ、みずすきなの？」

「ああ　3どのメシよりな」

「ボクはゴハンのほうがすきだけど...」

「あまいな、ダンナは」

「みずがなかったら いきられないぜ」

「よくわかんないけど、そうなんだ」

「ソトにはこんなキレイなみずなんてないのさ」

もうすこしだ

たのむ、はなしあえばわかるとおもうぞ


「ボクはべつに」

「ダンナ、けっこうガンコだな」

かんぶかいぎ

「まだ、ぼぎ坊にナンギしとんるんか　ハナ」

「うん」

「ぼちぼちナレてくれへんとアイツもかわいそうやで」

「ボクだってどりょくしてるもん」

「ボクもあんなだったよなぁ」

「ワシができるんは、ときどきサトしてやることくらいや」

「あとはおまえのモンダイやで　ダンナはん」

「わかってるよ」

「わかってるさ　ボクだって」

ボギーがカラカワないかぎり、フツーなんですが...

それにしても、24じかんたたかえるイタズラばんちょうですな

『コラッ』は1にちあたり、1,000かいくらいでしょうか

じんぎ

「ぼぎ坊」

「なんだ」

「いうとくがな、ハナは あーみえてキのやさしいオトコや」

「おれもそうおもうが...」

「そやったら、あんましアイテのちょうしもわからんと、カラんだらアカン」

「アイツは はじめてのことやさかい、おまえをどうあつかってええのんか ナンギしとる」

「そ、そうなのか」

「こんどから、しつこうせんように　どや、わかったか」

「ああ、こころがけるさ」

「わかればよろし」

「ダンナもよろこんでるとおもったぜ」

「ちゃうな　ワシからみてもやりすぎや」

「ハナもおまえも、このシマのファミリーや　ここのしきたりにしたがわんとアカンで　ええか」

「わかった」

「さすがにキモがすわってるぜ　おっちゃんは」

にいちゃんとは？

「なぁ おっちゃん」

「なんや」

「ハナのダンナことだが...」

「どないした」

「きたとき、おとなしかったのか？」

「おまえとかわらん」

「アイツのあいてはたいへんやったで」

「やっぱりそうか」

「こんなこともしただろ」

「うっ　したな」

「でもって、こうして」

「し、したがな」

「たのしいよ」

「ワシは そないでもない」

「も、もうええやろ」

「じつにキブンがいいのさ」

「こどもはそんなもんや」

「ひゃっほ〜」

「きぃすんだか？」

なかなか、むずかしいねぇ　おにいちゃん

しゃかいか2009

あさゴハンのあと、いつもねてしまうじかんなのに...

「きょうも、ええテンキやな」

「ソトでくらしたことは？　おっちゃん」

「ないなぁ」

「キミはあるの？」

「あるなんてもんぢゃないゼ　ダンナ」

「アメのひも、カゼのひも　ハラへらしてさまよいあるくのさ」

「ふ〜ん」

「エライこっちゃな」

「ハナのダンナ、あんたみたいな おぼっちゃんは、しらないほうがいい」

「たいへんだったんだね」

「ワシらは、ウンのいいネコや　おまえのオカンもオキナワっちゅうとこでノラやったんやろ？　ハナ」

「ボクはぜんぜんしらない　すぐにこのウチにきたから」

「フユはさむいやろぉな　ソト」

「ナツもいやだよ」

「コイツはこのナツしかしらんさかい、ホンマにさむいいうのんは どないなもんかしらずにすむやろ」

「そーだね」

「にいちゃん、したでおとがした」

「けんぶつにでも、ICOCA」

ぎゅうにゅうぷりん

にいちゃんは、よるデザートをようきゅうする

「あまいもん、くわしてや」

「びみょーにたべにくい」

「ボクもボクも」

「したのほうにいっぱいのこってる」

シッポでわかる

1かいと2かいをなんどもおいかけあって...

「も、もうげんかいや　イキきれる」

「む　アイツ2かいにおったんか」

にいちゃんは1かいにいるとおもったハナは...

「したにいる」

こうふんして、フトくなったシッポ

そろりそろり

「たわーのうえかな？」

「ワシにきィつかんと、あそんどる」

つゆのネコ

ムシムシするこのごろ

「ねぐるしい」

「ねむれない」

「でもねむい」

エアコンがきらいな、このれんちゅう

「このていど、アツいうちにはいらん」

「コタツがなつかしいわ、ホンマ」

マタタビ ラクゼーション

こうれいのマタタビまぶし

「むほー　たまらん」

「なんやねん　おまえは」

「ボクのだよ　これ」

「んなワケないやろ」

「にいちゃんがなめたからニオイがしないや」

「あ、こっちのほうにのこってる」