Cat's-paw

きあいをいれます

ネコたいちょう、さんじょう

「ダメだダメだ、ねてばかりで」

「ダンナ、あんたも！」

「おっちゃん、ケツにネがはえちまうぜ」

「うごきまわればメシもうまいんだ」

「いっちゃった」

「よし」

「ダンナもおきろ、みんなでうごけば たのしいぞ」

たのしいのは、こっち

あさゴハンもたべてねむくなるころ

「にいちゃん」

「なんや」

「ボクはにいちゃんのこと、だいすきだよ」

「わかっとる」

「しっとるがな、ワシは」

「ひるねするで、ハナ」

こちらは

「どこいった、アイツは」

あいかわらず、ヒカリをおいつつ

フミフミ

シロクマをあいてに

チュバチュバ

そうそう、いっしょにねるといいよ

んべんべ

「あっ　またいたな」

さっそく、かまします

しんねんから、ぜっこうちょう

「あっ」

「バシッ」

「いたた」

「...」

「なにするんや」

「ムシがいた」

「...」

「おるわけないやろっ」

「キのせいかな」

「ねむくなくなっちゃった」

けっそくするとき

なにかもらえそうなヨカンがすると...

「これはまちがいないで」

「えっそうなの？」

「なんだって？」

「ワシにはかくしんがある」

「きょうはなんだろう」

「おどってるぞ」

「もうでるで」

「まちきれないよう」

「まってくれ、なにがでるって？」

「あらら、くいもんやない」

「なにあれ」

「あれをくうのか？」

ざっしのふろく　たべないでよ

おまいり

ひるになると

すぴー

まず、ひとり

「おっちゃん、ガブッ」

「ひるねせぇ」

「これからする」

また、ひとり

「にいちゃん、ちょっと」

「ガブッ」

「おまえもか」

「きょうもおいしいよるゴハンがたべられますように...」

きょうのそれぞれ

「さむなってきたな」

「いまのうちに、あったまっとかなきゃ」

あれ、ないてるの？

「ん？」

あくび のあとでした（ヒトみたい）

ただいま

たいいんすると さっそく...

「ダンナ、かわったことはなかったか」

「ないよ」

「いまもどった」

「ごくろうやった　ほな おやすみ」

「なんてアイソのないれんちゅうだ」

「つかれた」

つい、うっかり

またブツがビミョーなところに

「テンキわるいなぁ」

あんのじょう

「あそこにもってきたのはダンナか」

「ボクしらないよ」

「さっき、おれがおいたんだった」

「わすれるな！」

もっとラクにくつろげない？

また、ブツが...

すぴー

こちらはシロクマがキにいったようで

「いがいとイイかも」

「やわらかいな」

あまえてるとおもったら

「イタイおもたら、カジっとるやないけ」

「これはおれのだいじなものだ」

「とってへんで、ワシは」

ひさびさのスリーショットなのに...

「とるなよ、ダンナ」

「キミこそ、あのシロクマとらないでよ」

いいかげん、なかよくしなさい！

それぞれのばしょ

「ヌクいんのはええことや」

「とくとうせきやな、ここは」

「あそこねらってたのに」

「ボクはどこでねようかな」

「はぐれたヤツら、げんきだろうか」

「シロクマとねるか」