まほうのマタタビ（ロングバージョン）

ニューつめとぎトウニュウ

「ぐぉっ」

ハナが2かいでねているうちに...

「これや、これや、たまらん」

「ぶほぉ〜」

「どないでもなったろーか、あん」

「きもちエ〜な〜」

そんなケハイをハナがかんじないわけがなく

「これボクのだよ」

「ワシのマタタビ」

「あっ、にいちゃんナニすんの」

「ぬぅう〜」

「あっちいってよ、ボクのなのに」

気のドクなので、つめとぎをはなれたバショに

「ぶほ、ぶほ」

「こっちはつまらんでっ」

「いまのうちや、くんくん」

「にいちゃん、そこどいて」

「なんもないで」

「いいにおいがする」

「そないなことないがな、フツーやで」

「にいちゃんがのってるトコに...」

「これはふるいんや、あっちのほうがええやろ」

「なんでもひとりじめか、ええかげんにせえ」

「ボクのだよ、それ」

「アホか、おまえは〜」

ドタバタ

「じぶんのがあるやろ、おまえは」

「これがボクの」

ザリザリ

「ねてたんやないんかい、ったく」