先日の手術の後、見違えるように回復し元気を取り戻したゾロ(5月)
大学病院近くで外の空気を思い切り吸い(6月末ごろ)
順調に見えました
ところが、飼い主さんの知らない間に腎臓が急激に悪化していたようです
モモコもそうですが、ネコの腎臓は本当に悪くなるまで気が付きにくい
先日、オシッコも出なくなり再度緊急入院
さすがの先生方も「もうダメだ」と諦めかけたようですが、救世主が・・・
とんちゃんさんの鈴之助くんです(5にゃんの中の年長さん)
とんちゃんさんは、あの後も度々飼い主さんに連絡をして「いつでも声をかけて」
と気にしてくださっていたとのこと
飼い主さんがその言葉に甘えて事情をお話ししたところ、快く協力してくれたのです
先週、鈴之助くんの血液をほとんどダメ元で輸血し、一進一退だったのですが、
鈴之助くんの栄養たっぷりの血液が、ゾロの驚異的な生命力を呼び覚ますかのように
2日前からオシッコが出るようになり、昨日は自分から水を飲みゴハンも少しとはいえ
食べるまで回復したそうです
とんちゃんさん、本当にありがとう
鈴之助くん、キミのおかげでゾロが生き返りました
まだまだ何があるかわからない状態ですが、強い運命を感じさせます
ゾロは、最新治療やお医者さんたちの努力などで生かされているように見えます
しかし、それはモモコに「私たちが選んだ道」と同様に「飼い主さんが選んだ道」です
どちらが正しいとかではなく、どちらも何かに導かれるように素晴らしい協力者が現れて
生かされているのだなぁ、と思わざるを得ません
ゾロの救世主、鈴之助くん(おととい撮影・・・とんちゃんさんより)
飼い主さんからの今朝のメールです
「しかし、ゾロは、いつも、もう無理か⁉という時、奇跡のように出会えたり助かったりするのですが、命の力の強いネコだと、すごく思います。
それに、会いにいった時、死んだようにぐったりしていたのに、頭を一生懸命上げて、元気な時いつもやる鼻頭キスを、鼻頭を私の顔中にこすりつけるのですが、それをしました。ああ、生きたいんだな!っと、強く感じました。」
みなさんにご心配をおかけしたゾロですが、その後また大きな手術をしました
脾臓(ひぞう)を摘出したのです
あれだけ弱っていたのに手術なんて、と私も思ったのですが無事成功したそうです
実は赤坂の病院を退院した後、飼い主さんと親交がある某国立大学の高名な先生が
長い洋行を終え帰国し、診察していただいた末の結論ということです
正常な血液の生成を阻害していたのは脾臓だといわれてもピンときませんが、
術後は吐いたり元気がなくなり心配な状態だったものの、もう一度赤坂の病院へ戻り
徐々に回復して写真のように元気になりました
ほとんど出血もさせないで摘出手術を行うというマジシャンのような先生とはどんな方なのか、
私もお目にかかってみたいです
本当にご心配をおかけしてすみませんでした
※追記
執刀した先生はゾロを以前に診ており、赤坂での診療の結果を受けて判断したものではなく、
「開けてみなければわからないが、原因は特定できる」と元々診断されていたとのことです
皆さんにご心配をおかけした件についてご報告いたします。
ゾロはひとまず退院できました。正確にいうと今回は輸血が要りませんでした。
ですが当ブログの読者、「とんちゃん」さんがドナーを申し出てくださり、土曜日の朝ニャンズと共に病院に来てくださいました。イザというときに備え、検査を行いドナー登録をするためです。
つぶちゃん(もうすぐ2歳♀) 隠れてますが後ろにキジトラのふうちゃんがいます
ロングドライブや病院の雰囲気にも動じない3ニャンは、鳴きもせずに長時間の診察を無事終えました。
とんちゃんさん、3ニャン、本当にありがとうございました。
ゾロは奇跡的に退院前、少しですがフードを食べられるまでになったそうです。
ただ、以前にも快復後元に戻ることがあったそうなので、油断はできません。
とりあえずホッとしました。
とりいそぎ。
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